大空町の松川一正町長は20日、副町長に福祉課長の鈴木章夫氏(49)を選任し、教育長に美幌東陽小校長の関谷正樹氏(56)を任命する案を町議会臨時会に提案し、ともに全会一致で同意された。6月1日付で就任する。
鈴木氏は網走南ヶ丘高卒。1993(平成5)年に旧女満別町職員になり、総務課企画グループ主幹、同政策グループ主幹、福祉課参事を経て2020(令和2)年から福祉課長。選任後のあいさつで「身に余る重責。個性と魅力にあふれ、経験を生かし、柱になってくれる職員がいる。柱と柱をつなぐ梁として総合調整に努め、職員全員で、松川町長が目指す『皆の心を合わせ、つくる思いやりのまち』を実現したい」と述べた。
関谷氏は国際武道大卒で、1990(平成2)年から教員。2001〜07年に北海道教育庁で社会教育主事として勤務した。07〜10年に豊住小教頭、18〜21(令和3)年に女満別小校長を務めた。任命後のあいさつで「重責に身の引き締まる思い。未熟だが、学校教育、社会教育行政の経験を生かし、課題や懸案事項への認識を深め、『生きがい育む学びのまちづくり』の具現化に力を尽くしたい」と述べた。(浩)