北見を拠点に活動する陸上クラブ・オホーツクキッズの子ども達が、北海道小学生陸上大会(7月24日・苫小牧市、北海道陸協主催)で優勝をはじめ多数が入賞する活躍をみせた。2015年の活動開始以来、同クラブとして最多の14個の入賞。そんな好結果もあまり興味ないとばかり、メンバーは「大会を楽しめたのがよかった」と喜び、活動日にはみな「ずっと活動していたい」とワイワイ走り回って遊んでいる。
キャプテンの髙瀬生楓(いふう)さん(北見緑小6年、下写真中央)は「練習して良い結果が出ると、やはりうれしくなる」と成果を語る。自身は男子コンバインドB種目で7位だったが「誰かに成績を越されても教え合えるのがこのクラブの良さ」と大きな心でチームをまとめる。
副キャプテンの谷脇那由多さん(北見高栄小6年、同左)は女子コンバインドAの走り高跳びで1㍍36を跳び首位となるなど自己ベストを更新しこの種目2位、女子小学6年400㍍リレーで8位。優勝できず悔しかったかと質問すると「楽しかった」と即答。「練習は集中してやる一方、遊びの中で体力がついたような気がする」と伸び盛りのようだ。
大会も楽しみながら…のびのびとした指導で記録も伸び
この8年間で同クラブとして複数の優勝者がいるが、男子走り幅跳びで優勝したのは今回の福井慶太さん(北見緑小6年、同右)が初めて。1、2本目がファウルで3回目の試技で4㍍53を跳び、逆転優勝した。「中学生になってからも頑張る」と喜びを語る。
チームを率いる金子航太監督は「お母さん方に怒られるかもしれませんが技術的にはほとんど教えていません。みんな遊ぶことが好きなんです」とのびのび指導している。 (寒)