市は、新たな生ごみの排出ルールとして、「食物残さ」と「その他(ティッシュ、割り箸、貝殻など)」を分別してもらう考え。排出する際の指定ごみ袋の種類などの詳細については、10月中に市民に周知する方針だ。
市は当初、新ルール導入については、今月5日に開催予定だった、水谷洋一市長の私的諮問機関「同懇話会」での議論を経て、市民に周知する考えだった。
しかし、5回目の会合は諸事情により、11月中旬に延期されることが決定。伴って、10月中に生ごみの新たな排出ルールについて委員の意見を聞く場は失った形だ。
市は、個別に同懇話会委員から意見を募ることも検討しており、当初の予定通り10月中に新ルールを市民に周知するための準備を進めている。
今回の生ごみ排出ルールの変更の最大の目的は、生ごみのたい肥化率向上だ。また、計画期間を大幅に前倒して、あと4、5年で満杯になるとされる、ごみ最終処分場の延命策でもあるが、分別排出されたティッシュペーパーを含むミックスペーパーや割り箸などは当面、埋め立てごみとなりそうで、最終処分場の延命につながるのかは不透明な部分が多い。