北見市の若葉団地 2丁目に集約へ

2023-02-15 掲載

(北見市/社会)

大幅コンパクト化

 北見市は若葉2、4、6、7丁目にまたがる市営住宅「若葉団地」を2丁目に集約し、大幅なコンパクト化を図る考え。2023年度に建替えに向けた基本計画・基本設計を行う予定で、25年度以降に着工の見通し。

エリア面積は4分の1に縮小、戸数も減少へ
余剰地は民間のアイデアなどで有効活用

 若葉団地は市内3大団地のひとつに数えられ、丘陵地を含む8・9㌶のエリアに30棟664戸が整備されている。築後40年以上が経過し、老朽化が進んだことから、市は建替を行う。

 1月末現在の入居戸数は327世帯(入居率49%)にとどまり、入居者の高齢化も進んでいる。昨年入居者に行ったアンケート調査では、新たな若葉団地への入居希望は250世帯ほどだった。

 市内全体の人口も将来に渡り減少する見通しで、市はこれらの状況をふまえ若葉団地の大幅なコンパクト化に踏み切る。

 建替えを予定するエリアの面積は2・3㌶で、現在の8・9㌶に比べ4分の1ほどに縮小。一部が夕陽ケ丘通りに面しており、商業施設をはじめ各種施設へのアクセスが良いなどの理由から建替えエリアに選ばれた。具体的な建築棟数や戸数は未定だが「過不足のない規模にしていきたい」(市建築課)としている。

 建替え後に〝余剰地〟となる見込みの4、6、7丁目については、「サウンディング型市場調査」と呼ばれる手法で、有効活用の方法を見出す考え。同調査は民間事業者との直接対話を通じてアイデアや情報を収集する手法。市は3月ころのサウンディング実施に向け準備を進めており同課は「民間ならではの発想に期待したい」と話している。      (柏)

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