北見市内小中学校の児童会、生徒会役員による「いじめのないまちづくり子ども会議」が22日、北中学校で開かれた。
児童生徒一人ひとりがいじめについて考え、いじめ根絶に向けて児童・生徒会や個人に何ができるかを話し合う。小中学校21校から児童生徒35人のほか引率教員、市教育委員会など合わせて70人ほどが参加した。
最初に市教委いじめ・不登校対策コーディネーターの幸谷勝一氏が「いじめとは、被害に遭った児童生徒が感じるもの。誰かがストップをかけないと、どんどんエスカレートする特徴がある」説明した。
続いて児童生徒が9グループに分かれ「いじめはなぜ起きるのか」「いじめを防ぐために児童生徒会として何ができるか」の2つをテーマにノートパソコンを使いながらディスカッションを行った。
各グループの代表が討議の結果を発表。いじめの原因については「ストレスの発散」「いじめの自覚がないままやっている」「からかうことが面白いと感じている」「家庭環境の影響」「人との関わ方が分からない」などの意見が上がった。
児童生徒会でできることについては「ポスターなどで呼びかける」「相談窓口など被害者が話せる場をつくる」「相談箱(お悩みボックス)の設置」「あいさつ運動」などのアイデアが出された。(柏)