カーリングサポート隊として、多くの人にカーリングの魅力を伝える活動をする上地さんが「各地の協力隊員の方々にも体験してもらいたい」とアルゴグラフィックス北見カーリングホールで指導。ほとんどが初めての体験で、なかなか思うようにいかず「思ったより難しい。でも面白い」と懸命になっていた。
テーブルを囲み、それぞれの活動報告と意見交換も行った。
まず上地さんが「カーリングの普及のためなら何でもやってきた」と切り出し「北見での課題はジュニアの育成」と挙げた。「常呂の人達は、親同士が仲が良いので子ども達も小さい頃からホールに通う。育成事業を単発で終わらせず10~20年後を見すえて力を入れていければ」と課題解決へのヒントを語った。
札幌での動物保護活動を経て、北見市の協力隊員になった2人は「市は、犬猫の愛護団体をつくりたいけれど、どうしたらよいか分からず、協力隊が取り組むことになって」と経緯を述べ「私達もプロではなく、ボランティアの経験があるだけで北見に来た。これまで相談を受けられなかったのが、今では年間300件の相談が寄せられるまでになった。町内会などとの仕組みづくりを通じ、ちょっとずつ周りに広がっている」と成果を述べた。
北見でカーリング体験
テーブル囲み活発な意見交換も
北見市の別の隊員や大空町の隊員は、難しいミッションを任されていると打ち明け、それでも「キャリアを活かし、難しい場面へも飛び込んで行っている」「関係構築へ下地づくりのための人と人のつながりが頼り」と前向きに使命感を語った。
上地さんは「協力隊員として横のつながりが必要と思い、スポーツを絡めてなら集まりやすいと考え、自分が旗振りした」と開催経緯を述べ「管内のオホーツク地域おこし協力隊へ今後も連携を取っていきたい」と意欲を述べまとめた。