結成20周年を迎える北見池川神楽保存会(石﨑惠美子会長)は15日、高知県仁淀川町から本家・池川神楽のメンバー8人を招き、合同記念演舞を北見市民会館小ホールで開催する。この機会の鑑賞を呼び掛けている。
市町合併を機に「北見に新たな伝統文化を」と長年探し求めていた石﨑さんらが出合ったのが北見と縁の深い高知県に伝わる土佐三大神楽のひとつ「池川神楽」。国の重要無形民俗文化財に指定され、約400年にわたり仁淀川町(旧池川町)の保存会が伝統を受け継いでいる。現地に出向きこれを熱心に学ぶ北見の人達の姿勢が評価され、北見保存会は分家として認められた。新・北見市の合併記念式典で舞いが披露されたのをはじめ神社祭典で演舞を奉納してきた。
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記念演舞は15日午後1時から同会館小ホールに特設演舞場を設け開催。神様を迎える四本柱を立て取り囲むように四方から鑑賞する。両保存会が合同で雅やかな「天磐戸開舞」、勇壮な「長刀(なぎなた)」、2個の会席膳を持って曲芸のように舞う「和卓(おしき)舞」など8演目を披露する。入場無料。 (寒)