北見市の上下水道事業を協議する2024年度第1回上下水道審議会(会長・中村大北見工業大学教授)が4日、市上下水道局で開かれた。24年度の水道・下水道事業予算の概要について説明を受けた。
水道事業会計では、料金収入の対象となる近年の有収水量が人口減少に伴い年々減少。19年度決算の1114万立方㍍に対し、24年度決算は1051万立方㍍と5・6%減少する。料金収入は20年度の料金改定により20年、21年度決算は前年比増加したが、22年〜24年は年々減少している。
一方、資金残高は22年度決算まではほぼ横ばいで推移したが、23、24年度決算は経費の増加による純利益の減少などで減少を見込む。下水道事業会計でも、23、24年度は減少する見通し。
人口減で今後も料金収入の減少が見込まれる中、老朽化した水道施設の更新で将来にわたり多額の費用が必要となる。市の人口減少対策や、老朽管からの漏水修繕に要する費用などについて質問が出されていた。 (柏)