今年度で終了!HPVワクチン接種を

2024-06-28 掲載

(北見市/社会)

北見市が対象者へ呼びかけ

接種機会逃した人へのキャッチアップ接種

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 子宮頸がんを予防するHPVワクチンのキャッチアップ接種が今年度で終了することから、北見市は対象者への接種を呼びかけている。

 厚労省によると、国内では年間約1万人が罹患し、約3千人が死亡するとされる子宮頸がん。発症割合は20代から上昇し、40代でピークを迎えるという。  国内では2013年にHPVワクチンの定期接種が開始。しかし同年、ワクチンとの因果関係が否定できない副反応の報告があり、国は定期接種を継続しながらも積極的勧奨を一時的に差し控えてきた。

 その後、ワクチン接種に特段の懸念が認められないとして22年、積極的勧奨を再開するとともにこの間、接種機会を逃した人のために、キャッチアップ接種(22年4月~25年3月)を開始した。

 キャッチアップ接種は、積極的勧奨が差し控えられてきた期間に定期接種の機会を逃した人が無料で接種を受けられる制度で、対象者は1997年4月2日~2008年4月1日生まれで、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない女性。今年度の市内の個別勧奨数は新中学1年生が413件、新高校1年生が434件、キャッチアップ接種が3602件の計4449件。

 期間内に接種を完了するためには、遅くとも9月までに初回接種を終える必要がある。定期接種の対象者は小学校6年生から高校1年生相当の女性だが、市内では定期接種、キャッチアップ接種ともに接種率が3・7%(23年度)と低い水準にとどまっており、市健康推進課は接種の検討を呼びかけている。

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7月6日、端野で講演会も

 北見市学校保健会主催の講演会「若い女性にも発症する子宮頸がん」が7月6日(土)午前10時から、端野町公民館で開かれる。入場無料。

 講師は旭川医科大学産婦人科長の加藤育民氏。子宮頸がんとHPVワクチンについてわかりやすく解説する。

 申込みはQRから。

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