アメリカ航空宇宙局(NASA)の科学者、宮崎和幸さん(45)の特別授業が4日、北見の義務教育学校おんねゆ学園で行われた。児童達に「自分の興味は大切に」「継続は力なり」などのメッセージを送った。
宮崎さんは釧路出身。無人探査機などの研究開発を行うNASAのジェット推進研究所に勤務している。祖父母宅が留辺蘂にある縁で子ども達の力になれればと、授業を申し出た。
授業は3~6年生と7~9年生に分かれて実施。3~6年生の授業ではスライドを使って「地球から宇宙まで何キロ?」「エイリアンはいる?」など、クイズ形式で宇宙について紹介。自らの仕事についても「100年先も安心して暮らしていくためにはどうしたらいいのかを一生懸命考えています」と語り、人工衛星の役割についても触れた。
宮崎さんは「自分がおもしろいと思うことはとことん突き詰め、それを続けてください」と語りかけ「疑問を持ち続けて新しい答えを見つけることを大事にしてください。1人で分からない時はみんなで話し合ってみて」と学び続ける大切さを訴えた。
宮崎さんの授業は留辺蘂中学校でも行われた。(理)