北見市と米国ニュージャージー州・エリザベス市との姉妹都市提携55周年を祝う記念式典・祝賀会が18日、市内の北見プラザホテルで開かれた。
エリザベス市は、1914年から15年間、北見市を拠点に文化・教育活動などに尽力したジョージ・ペック・ピアソン宣教師の故郷。両市は1969年に姉妹都市提携を結び、ピアソン夫妻の私邸は現在、市の指定文化財・ピアソン記念館として公開されている。
今回はエリザベス市保健福祉部長のクリシュナ・ガーリック氏、商工会議所会頭のジェニファー・コスタ氏ら4人が来北。17日にはピアソン記念館を訪問し、19日には北見ぼんちまつりに参加するなど市民と交流し21日に離北した。
記念式典では、辻直孝市長が「なお一層、友好親善が深まることを願います」とあいさつ。ガーリック氏は「心温まる交流を今後も続けていきたい」と歓迎に応えた。
記念品の交換では、北見市は、提携50周年の際に撮影された両市長の写真をモチーフにした木製彫刻を贈呈。エリザベス市からは住民に縁のある各国の国旗や両市の市章などが入った大型キルト(縦4㍍、横1・5㍍)が寄贈された。(柏)