北見市出身の菅原グレースさん(24)が、世界4大ミスコンテストのひとつと言われる「ミス・アース」の日本大会に、北海道代表として出場する。菅原さんは「新しいドアを開くと、たくさんの可能性がある。北海道を担う次の世代の子ども達に、夢と希望と勇気を届けたい」と目を輝かせる。
ミス・アースは地球の環境保全に対する意識の促進を目的に2001年から開催し、世界90カ国以上が参加する「美」のコンペティション。現在大学生で音楽家、モデルの菅原さんは「(ミス・アースには)内面、外見の両方を兼ね備えているオピニオンリーダーのイメージがあり、自分を磨くことができ、成長につながるのでは」と出場を決めたという。
地球を守るための世界的なプロジェクト「SDGsについてもっとたくさんの人に知ってもらい、よりよい世界にしていきたい」との熱い思いを伝え、見事北海道代表に選ばれた。
日本大会は全国各地から選ばれた22人が出場し、8月1日に東京で開かれる。「たくさんの人達のサポートがあってこそと感謝しています。北海道の底力で、頑張ります」と気合を入れる。
また、ミス・アースジャパン北海道代表として1年間活動することが決まっており「たくさんの方に北海道に来てもらえるように、北海道の素晴らしい魅力を世界中に紹介していきたい」と考える。
子どもの頃から北見をはじめ国内外で音楽活動を続け、2019年にオホーツク観光大使にも任命されている菅原さん。「自分に自信がなかった子どものころに、北見のミュージシャンの方々にまずやってみることの大切さを教えてもらい、今回北海道代表になる夢を叶えることができました。子ども達にも、まずやってみようという気持ちを持ってもらえたら」と願っている。(菊)