北見市は1日から、子ども医療費の助成範囲を18歳(高校生世代)まで拡大した。また、これまで子どもの年代や市民税の課税・非課税世帯で区分されていた助成内容を統一し、0歳から18歳までの通院、入院とも自己負担は初診時一部負担金のみとなった。
従来の医療費助成制度の対象は0歳~中学生。小学生以下は入院も通院も対象だが、中学生は入院のみが対象だった。
1日からは、助成の対象を0歳~18歳(高校生世代)に拡大。併せて自己負担は課税・非課税を問わず一律、初診時一部負担金(医科580円、歯科510円)のみとなっている。調剤や柔道整復は無料。
訪問看護は診療費の1割負担とし、月額限度額は課税世帯1万8千円、非課税世帯8千円。
今回の制度改正は辻直孝市長の公約で、子育て世帯の経済的負担軽減が目的。市は新年度予算に事業費1億2100万円を計上した。(柏)