安田さんが柔道を始めたのは小学6年生の時。道場の選手の中では遅い方だが、熱心に練習に打ち込みメキメキと頭角を現した。
今大会の女子52㌔以下級には13人が出場。安田さんは延長戦にもつれ込む接戦となった初戦で優勢勝ち。続く準々決勝は、2~3カ月前に練習を始めたばかりという袖釣込腰で1本勝ちした。「とてもきれいに決まって気持ちよかった」と笑顔を見せる。
続く準決勝も優勢勝ちを収め決勝に進出。得意の大外刈で技ありを奪うと、そのまま押さえ込み合せ技一本。全道規模の大会で嬉しい初優勝を遂げた。
安田さんは「必死でした。勝った瞬間はやったーという気持ち」と振り返る。
指導する中澤伸一さんによると、安田さんは努力家で強いメンタルの持ち主。安田さんは全国大会に向け「絶対勝つという気持ちは誰にも負けない。ひとつでも多く勝てるように頑張ります」と張り切っている。
このほか、管内選手では女子40㌔以下級で橋爪友楓(ゆうか)さん=北見南中2年(光柔会少年団)、男子60㌔以下級で田島春輝くん=北見なかざわ道場(北見端野中1年)、同73㌔以下級で佐々木李斗くん=同(北見光西中3年)=下写真左から=がそれぞれ3位に入賞する活躍を見せた。(柏)