日本総合書芸院北見地区会による第54回書道展が、北見市内のコミュニティプラザパラボ3階市民ギャラリーで始まった。漢字や近代詩文をはじめ、思い思いに表現した色紙作品など60点余りを展示している。8日まで(最終日は午後4時終了)。
神奈川県鎌倉市に拠点を置く全国規模の書道団体。同地区会は1969年に発足し、初心者からベテランまで研さんを続けている。
会場には「和気致祥」と行書で書いた額装作品や爨宝子碑(さんぽうしひ)や争座位稿といった古典の臨書作品など、初心者や中高生らが意欲的に書作に励んだ成果も多く、丁寧な筆運びや勢いが感じられる。
会長は「先輩の先生方から引き継いできた歴史ある書展。何か心に残るものがあればうれしいです」と話している。(理)