道内で唯一、福祉科を設置する置戸高校で14日、2024年度オープンスクールが開かれ道内外の中学生が参加。体験授業では、在校生が車椅子の使い方やベッドメイクなどを熱心に説明し、同校の魅力を伝えた。
近年、生徒数の減少に苦慮する同校や町は、入学生確保に向けた各種取り組みを推進。そのかいあって今年のオープンスクールは、例年を大きく上回る中学生21人とその保護者らが参加した。深川正美町長は「まちを挙げて入学生をお支えします」。同校支援対策協議会の会長は「ぜひ置戸高校に来ていただきたい。また顔を合わせられるのを楽しみにしています」と歓迎した。
参加した中学生と保護者は、少人数のメリットを生かした丁寧な指導や町の支援制度のほか、介護福祉士を目指すプロフェッショナルコース、普通科に近い授業内容のダイバーシティーコースなどの説明に耳を傾けた。
続いてベッドメイクや車椅子、プログラミングなどを体験し、入浴設備などを見学。札幌の保護者は「思っていた以上に様々な設備が整っていて驚きました」。旭川の保護者は「きれいで明るい雰囲気の学校。支援が充実しているのも大きな魅力ですね」と話していた。(柏)