高校受験まであと少し、良い結果は良い食事から

2025-01-24 掲載

(北見市/社会)

がんばる女性に届けたい くらし・たのし

 北海道内の公立高校の入試まであと1カ月あまり。北見相内中学校で3年生を対象に行われた家庭科の授業「受験期の食事」の内容を紹介します。試験当日に向けて今から規則正しい生活リズムと栄養バランスの良い食事を心掛け、ベストコンディションを維持しましょう! (理)

北見相内中での授業「受験期の食事」より
食事・睡眠・運動の生活リズムが大切

 授業は、相内小学校と相内中学校による小中連携の一環で実施されました。相内小の加納招子栄養教諭を講師に迎えて、試験までの生活リズムの整え方や脳の活動に有効な栄養などについて相内中3年生が学びました。

 受験期の生活のポイントは「食事・睡眠・運動」の生活リズムが大事です。①1日3食栄養バランスのよい食事②十分な睡眠③適度な運動を心掛けましょう。試験間近に取り組み始めても身に付きません。今から生活のリズムを整えて、朝食を食べられる体づくりをしましょう。

試験前日から当日の生活リズム

 北海道公立高校入試の筆記試験の開始時間は午前9時20分です。ポイントに添って逆算しながら朝食、起床、就寝、前日の夕食時刻を考えます。試験当日と同じ時間に朝食をとる習慣をつけましょう。

書き込んで確認してみよう

前日夕食時刻   時   分

消化にかかる時間は早いもので3~4時間。夕食は就寝の3~4時間前にとる

就寝時刻     時   分

睡眠時間は7~8時間を確保する

当日起床時刻   時   分

朝食時刻     時   分

朝食は試験の2時間前に。よく噛むことで脳が刺激され、栄養素が届いて頭がよく働く

試験開始時刻  9時20分

しっかり朝食を食べよう!

 朝食は「体を動かす」「元気が出てくる」「脳が目覚める」という、3つのスイッチをオンにしてくれます。朝食を食べないと脳の働きが悪くなり、集中力が低下したり、頭が働かずにやる気が起きません。

朝食で脳のエネルギーを補給

 脳を順調に働かせるためにはエネルギー(ブドウ糖)が必要です。主食となるご飯、パンなどを必ず取り入れましょう。ブドウ糖だけでなく、血行を良くし、脳の働きを活発にする「レシチン」や頭の回転・記憶力をよくする「たんぱく質」、神経を安定させ集中力を高める「カルシウム」、脳の活動を調整する「ビタミン」なども重要です。主食、主菜、副菜、乳製品、果物をそろえることで栄養バランスが自然と整います。

前日の夕食の留意点

・揚げ物は避ける(ゲン担ぎのカツなどは油脂が 多いため、消化に時間がかかり安眠を妨げる)

・食中毒予防のために生魚、生肉、生卵は避ける

・初めて食べるものは避ける(食べ物アレルギー を起こさないため)

・酸味、辛味は控える

Point 夜食を食べる場合は、ホット牛乳、ヨーグルト、小さなおにぎり、うどんなど軽めのものを選びましょう

試験当日の朝食のポイント

・主食は必ずとる

・たんぱく質、ビタミンを入れる

・リラックス効果のある温かい食べ物を

 入れる。カフェインが入っているとトイレが近くなることがあるので、ノンカフェインがよい

・酸味、辛味は控える

・消化に良いものを選ぶ

・食べ過ぎないこと

・自分の好きなものを入れる

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