9日に美幌町報徳で死亡交通事故が発生したことを受け、緊急の交通安全街頭啓発が23日、事故現場近くの国道334号沿い2カ所で行われた。
この事故は、観光バスと軽貨物車が正面衝突。軽貨物車を運転する陸上自衛隊美幌駐屯地隊員の男性が死亡した。町内では3年8カ月前の2019年6月以来となる死亡交通事故だった。
警察署や駐屯地など約100人
啓発には交通安全協会や警察署、駐屯地、自治会、ライオンズ、ロータリーの両クラブなどから約100人が参加。啓発を前に、美幌駐屯地の河村友則司令があいさつし「ご家族は朝、(男性を)送り出し、次に会うのは病院だった。二度とこのような悲しい事故が起きぬよう啓発したい」と決意を述べた。
参加者はこの後、国道沿いに交通安全旗を持って並び、行き交う車両に安全運転を呼びかけた。美幌高校近くの国道沿いでは、高校生ら約20人が同様に啓発した。 (浩)