美幌町在住で、油彩画に取り組む修行(しゅうぎょう)チヅ子さん(78)の絵画展が美幌町図書館で開かれている。道東の風景を中心に16点が並んでいる。
修行さんは2000(平成12)年、町内の絵画サークル「スペクトル」に入会し、画家の横森政明さんに師事。現在はサークルの代表を務める。
個展は21(令和3)年の北見市に続き2度目。町内では初めてとなる今回は、10年ほど前から現在までの作品を展示した。
阿寒横断道路(国道241号)側からの雄阿寒岳や、津別町のチミケップ湖、上川管内美瑛町の「青い池」などの風景が並ぶ。網走市の能取岬は初夏と冬の2つの季節を描いた。
風景画を描く上でのこだわりは「空」。「空一つで絵に動きを出せるが、いつも苦労している。空が決まるとほっとする。風景は自分にとってのいやし。これからも描いていきたい」と話している。25日まで。(浩)