北見工業高校建設科3年生7人がこのほど、北見大谷幼稚園の玄関前駐車場の白線(ライン)を引くボランティアを行った。生徒達は園児と交流を図りながら、作業に汗を流した。
同校3年生が実施している課題研究の授業の一環。同科のボランティア班はこれまでも同園で本棚やテーブルの補修、作製などをしており、同園玄関前の駐車場の白線が薄くなり、ほとんど見えなくなっていたため、昨年から検討していた。
事前に白線の長さを測り、養生用のテープや塗料などの材料を準備してきた生徒達。2日かけて11本の白線を引いた。
初日には、テープで枠取りした中を刷毛やローラーを使い、デコボコした隙間も丁寧に塗っていった。
途中年長組の園児達が高校生を応援。かわいらしい「頑張れ!」の声援を受け、高校生は照れくさそうにしながらも懸命に作業を行った。園児も生徒の指導で白線を塗る作業を体験した。
班長は「もくもくと作業をすることになると思っていましたが、子ども達が応援や手伝いをしてくれてうれしいです」と話していた。
同校建設科では、6年前から課題研究で小学校や幼稚園、福祉施設などでの校外ボランティア活動を取り入れており、「小学校、幼稚園などでお困りのことがあれば、ご相談ください」と呼びかけている。(菊)