石器や土器など、まさしく資料館に埋もれていた埋蔵文化財を紹介する、置戸町教委の郷土資料館ミニ展示〜埋蔵文化財あれこれが町中央公民館ロビーで開かれている。
資料館が所有する資料を改めて整理し、年代などの情報を有する遺物を選出して展示した。黒曜石の原産地の置戸山遺跡、所山遺跡からは尖頭器が出土するなど町内に106ある遺跡を地図上に示している。
現中学校を建設するにあたって1974、75年の発掘調査では旧石器時代の細石刃核や剥片、縄文・続縄文時代の土器片など、幅広い年代の資料が検出されたと紹介している。
ほかにも個人の収集品が数多く資料館に寄贈されているが「これまで、あまりふれられることがなかった」そう。同教委は「これを機に置戸の貴重な財産に興味を持ってもらえたら」と観覧を呼び掛けている。無料。25日まで。