オホーツク海側の内陸部は連日、最高気温が30度を超す「真夏日」を観測している。
このうち北見では27日、33・2度を観測し今年の最高気温を更新。26日の32・9度は九州や沖縄地方を超えて、この日の「日本一暑い地点」になった。
気象庁の観測データによると、北見は26日、午前6時20分にすでに20度に達し、その後もぐんぐんと気温が上昇。大空町女満別と沖縄県西表島で32・7度を観測したのに対し、その後、北見で午後2時51分に32・9度を記録した。北海道と沖縄県という南北に約3000㌔離れた地点で暑さ日本一を競い合った。
近年、5〜6月にオホーツク管内が全国最高気温記録することも
オホーツク管内の内陸地点がその日の全国の最高気温になることが近年、5月、6月に発生している。
2016年5月には津別と北見で連日全国一、17年5月には置戸町境野、美幌など管内5地点が全国5位までを独占している。太平洋上から張り出す熱気団が北海道に掛かり、山を越えて乾燥し、気温を上昇させる。
北見市中心街にある小公園の噴水は、幼児達にとって絶好の暑さしのぎ。霧状の噴水を浴びて気持ちよさそうだった。7月1日からは宵の口の稼働とライトアップが始まり、涼しさを演出する。
熱中症や食中毒への注意が必要だ。(寒)