美幌博物館ロビー展「すごい標本!すごい資料!」が博物館2階ロビーで開かれている。植物や美術など5つの分野の未公開資料や研究を紹介している。10月9日まで。
植物分野では、NHK連続テレビ小説「らんまん」主人公のモデルになった植物学者・牧野富太郎氏を紹介。高知県立牧野植物園が所蔵する、牧野氏が採取した植物本の写真や植物画の複製を展示している。
自然分野では、開催中の特別展「カメラは見た!動物たちの素顔」にある壁新聞風資料の〝号外〟を展示。エゾアカガエルの卵を食べるエゾシカの姿などを、動画を交えて紹介している。
明治や大正、昭和初期に美幌町の市街地で撮影された写真をAI技術でカラー化して展示。臨場感豊かに当時の街並みを伝えている。
このほか、美幌町出身の銅版画家・松本優治さんの作品「佇む」と、同作品が装画に採用された小説「烏女」(双葉社)、町内で見られるバッタの標本や解説が並んでいる。観覧無料で10月9日まで。(浩)