網走市呼人のスポーツ・トレーニング・フィールド管理棟屋上に設置されているスポトレ天文台で、開設30周年記念子ども向けイベント「黒点グラス製作と昼間の天体観望会」が開かれる。参加申し込みを受け付けている。

　12日(土)午前10時〜正午と26日(土)午前10時〜11時の2回開催。対象は12日が小学3年生以下10人と同4年生以上15人の計25人、26日は全体で10人程度を予定。無料。

　1993年の同天文台開設時から案内役を務める市内の天文愛好家・桑野真行さんが講師。今年にかけて活発化している太陽黒点だが、直接見ることは大変危険。そこで肉眼で確認するための専用グラスを手作りする。

　桑野さんオリジナルの黒点(日食)グラスを参考に、それぞれ好みのマスキングテープやビニールテープ、木工ボンドなどの接着剤、ハサミを持参。目を痛めない特殊なフィルムや厚紙を桑野さんが用意しており、講座ではキットを組み立てる。作業は30分以内を想定。

　そのほか天文台に設置されている口径35㌢の天体望遠鏡で、地球に接近し大きく見える金星や昼間に見えるシリウスなどの恒星を観望する。「磁気嵐やオーロラなど黒点の地球への影響や発生メカニズムの解説も聞いてもらえれば」と桑野さん。

　事前先着順受け付け。申し込みは桑野さん(090-8707-6258)へ。(寒)