北見商専生が活躍…全国高等専修学校体育大会で

2023-09-15 掲載

(北見市/スポーツ)

男子100㍍1、2位…400㍍リレー優勝

辻北見市長に結果報告した北見商科高等専修学校の生徒と関係者 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
辻北見市長に結果報告した北見商科高等専修学校の生徒と関係者

 第33回全国高等専修学校体育大会(全国高等専修学校協会など主催)の陸上競技に出場した、北見商科高等専修学校の生徒達が活躍。男子100㍍で1位、2位を独占するなど優秀な成績を収め、辻直孝北見市長に報告した。

 山梨県富士吉田市などを会場に全国23校の699人が参加して軟式野球、フットサルなど10競技が行われた。

 同校には部活の陸上部はないが、体育教科担任の佐藤貴志教諭の指導のもと約1カ月間、生徒有志が放課後週3回程度、北見市東陵公園陸上競技場に出向き、練習してきた。佐藤教諭によると「競技場のトラックを初めて走る生徒がほとんどなので、ポイントを絞って練習した」そう。大会遠征に向けては「自己記録のほか学業も頑張っていることが条件」で選抜したという。

 その結果、男子100㍍では谷津琉楓(るか)さん(3年)が11秒5で1位、北島春樹さん(同)が11秒7で2位。バトン練習した男子4×100㍍リレーは第1走が谷津さん、2走が北島さん、3走に髙橋誠之さん(同)、4走に米澤綺羅さん(同)、リザーブに金澤安司さん(同)の布陣で臨み、アンカーの米澤さんは「バトンは本番が一番うまくいった。ゴール目前で(感激で)泣きそうになった」という。2位に0秒3差の47秒6でみごと優勝した。北島さんは走り幅跳びでも3位に輝いた。

 中学時代に不登校を経験した生徒が約6割という同校。石黒健嗣教頭は「コロナ禍もあって部活が思うようにできない生徒も多いなか、短い期間に集中して練習できていた」と生徒達を高く評価。谷津さんは「練習が報われた」、北島さんは「陸上って素晴らしい」と振り返り「後輩達に頑張ってもらい伝統になれば」と胸を張った。

 辻市長は「称賛に値する。おみごと」と生徒の頑張りを称えた。(寒)

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