常呂高校にこのほど、北海道大学の大学院に通うインドからの留学生ムナスワミー・ムルゲシュさん(30)が訪れ、2日にわたって生徒達と授業などを通して交流した。
道内の大学に通う留学生を道立高校などに派遣する、道教委の高大連携交流事業「Hokkaido Study Abroad Program」の一環。同校は、生徒達に世界的な視野を持ってもらいたいと、同プログラムがスタートした2018年から毎年参加している。
初日の英語コミュニケーションの授業では、1、2年生と3年生のクラスでムルゲシュさんが講師になり、自分のことやインドの言葉、食べ物、伝統衣装などを英語で紹介。さらに生徒達もそれぞれ英語で自己紹介をし、「好きな映画は?」「好きな食べ物は?」など考えてきた質問を行った。ムルゲシュさんはこのほか、生物などの一般の授業にも参加したり、昼食を一緒にとるなど、生徒達と過ごした。
3年生の女子生徒は「インドの料理など初めて知ることもありました。海外の方と話す機会はあまりないので、新鮮に感じます」と話していた。(菊)