10月12日に北見市端野で発生した交通事故で亡くなったのは、自転車で交差点を横断しようと走行していた70代の高齢女性だった。頭部に衝撃を受けたとみられるが、ヘルメットは被っていなかった。
北見警察署交通課は「自転車走行は、車の交通ルールにのっとって扱われる」と話す。それは、高齢者も子どもも同じルールだ。
薄暮時は互いに見えにくく、とても危険
ライト点灯、ヘルメット着用など「自転車安全利用五則」守って
ここにきて北見市内で、自動車と中学生が乗車する自転車の交通事故が続発している。
10月18日には同市東陵町の市道夕陽ケ丘通で、信号機のないカーブを走行中の軽貨物と反対車線側から横断してきた自転車が衝突。同19日には同市清月町の複雑な市道交差点で、左折しようとした軽貨物と右側通行で直進してきた自転車が衝突。それぞれ自転車に乗車していた中学生が負傷した。午後4時32分と同5時15分の薄暮時間帯の発生だった。
放課後に急ぐとしても、特にこの時間は自転車の急な操作は車から見えづらくてたいへん危険だ。またドライバーも、この時間は下校の生徒が多いと予測し、より安全・慎重な運転が必要だ。(寒)
【自転車走行者へ】
・自転車安全利用五則を守りましょう。
1、車道が原則、左側を通行、歩道は例外、歩行者を優先
2、交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
3、夜間はライトを点灯
4、飲酒運転禁止
5、ヘルメットを着用
【運転者へ】
・自転車は車体が小さいため見落としやすく、スピードもあるため距離感が測りづらい特徴があります。交差点やT字路では特に注意し、運転者自身の防衛運転をお願いします。
<北見警察署広報メモ>