北見市中心部で進められている中央大通沿道地区再開発事業の完了時期が、当初予定の2025年度から26年度に1年ほどずれ込むことが明らかになった。資材調達の都合や設計内容の精査などが要因で、市は27日の市議会建設上下水道常任委員会に報告した。
同事業エリア(1・6㌶)では、民間主導で市休日夜間急病センターや経済センタービルなどの建設工事が行われている。
説明によると、経済センタービルは設計内容の精査や資材調達の都合により、24年度中の完了予定が25年度にずれ込むほか、高齢者福祉施設、分譲マンション、自走式立体駐車場、広場の工事完了もそれぞれ当初予定より数カ月から1年程度遅れる見通し。
休日夜間急病センターは当初、24年7月供用開始を予定していたが、同年10~11月にずれ込む。既存ビルの解体工事でアスベストを含む外壁の撤去により期間が延びたほか、新たに見つかった地下工作物の処理などで工期が約3カ月遅れる。
市によると、事業の遅れによる事業費の変更はないという。(柏)