置戸高校の後藤幸洋教頭は今秋、タイ政府日本教職員招へいプログラムの一員としてタイを訪問。そのときの経験から、置戸町内の小学生らを対象に2日、タイ料理を通して文化の違いを知るボランティア講座を開いた。
文科省の事業で9月3日から1週間、現地の教職員や児童・生徒と交流し、日本とは異なる教育事情や文化の違いを体験してきた。
講座は、タイ米を使ってチャーハンを作ってみる調理実習で同校調理室で開催。同高ボランティア部が企画し、ふるさと少年団員をはじめ町内の主婦や同高生ら約50人が参加した。
インディカ米とも呼ばれる細長いタイ米のレシピを基に、調理過程はOKと同教頭。試食した男子小学生は「上手にできたけど、やっぱりいつものチャーハンのほうがいい」。同教頭は講義で「外へ出てみると、日本そして置戸の良さが見えてくる」と一歩踏み出てグローバルな感覚を養ってと話した。(寒)