北海道日本ハムファイターズの現役選手らを講師に迎えて、小・中学生対象の野球教室が4日、道立北見体育センターで開かれた。
講師は松本剛外野手(30)と石井一成内野手(29)、来季巨人軍コーチとなる元ファイターズ球団スカウトの矢野謙次さん(43)の3人。㈱広瀬技建の声掛けに多くの企業が賛同し、実現した。
前半は野球少年団員が対象。ウォーミングアップに次いでキャッチボールを入念に行い、松本選手は「キャッチボールは受け手が大事。(投げてくる)相手への思いやりを」と奥深い話を伝授。他の人への意識づけを説いた。
守備、打撃練習を行い、石井選手は「もっとうまくなりたいという気持ちを忘れず、冬の間に基礎練習を」とアドバイスした。
後半は中学野球部員を対象に実施。美幌北中3年生は助手の役割の合間に「硬式と軟式の違いを聞きました」と前向きな機会にしていた。
質疑応答で一番印象に残った投手について「佐々木朗希投手」「山下舜平大投手。あの球はあたらない」などと回答し和ませた。現役選手の来北とあって、ギャラリースタンドには母親の姿が目立った。主催した広瀬技建の廣瀬真生社長は「多くの協力で開催できました」と感謝を述べた。(寒)