美幌町のコンパクトなまちづくり計画の町民説明会が7日、役場庁舎で開かれた。
計画は人口減少や空き家の増加、集中豪雨など災害の可能性などを踏まえ、よりコンパクトで住みやすいまちの姿を描くもの。説明会には町民約30人が参加した。
町の担当職員が、美幌町の市街地は半径2㌔に人口の約8割が居住し、市街地は東側に拡大していると説明。人口減少と空家の増加などで「スポンジ化」が進んでおり、コンパクト化の必要があると示した。
コンパクト化に向けては、買い物や公共交通など生活利便性を確保し、災害リスクが少ないなどの「居住誘導区域」と、アクセス性などを考慮する「都市機能誘導区域」を設定した上で、誘導施策を検討するとした。
参加者からは「人口が減っていけば、さらに集約したまちづくりが必要になる」「商店街には駐車場、交流スペースなど複合的な機能をもつ施設があれば良い」などの声が上がった。
町は今後、企業アンケート、出前講座などを通じて意見交換を重ね、2024年度の計画策定を目指す。(浩)