新・端野図書館と屯田の杜公園整備計画を北見市が公表

2024-03-18 掲載

(北見市/社会)

地場産木材活用。開放的で子育てに寄り添う施設に

 北見市は、端野図書館改築と屯田の杜公園整備の基本・実施設計案を11日の市議会総務教育常任委員会に報告した。端野町歴史民俗資料館の機能の一部を集約する新図書館は木造平屋建で開放的な造り。公園は老朽化したウオーターパークを全面リニューアルし、緑地帯も整備する。

屋外読書スペースも設置、公園との一体的な活用目指す

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 新図書館の建設場所は同公園内の北側、農業者トレセンの向かいで敷地面積は1810平方㍍。建物は木造平屋建で延床面積は800平方㍍。建物は市地域材利用推進方針に基づき、地場産木材を積極的に活用する。

 新図書館は「子育てに寄り添う図書館」などをコンセプトに整備。現在の図書館(636平方㍍)より一回り大きな施設になる。

 開架スペースは開放的な造りで、靴をぬいで読書ができるスペースや読み聞かせスペース、映像コーナーなどを配置。このほか学習室や授乳室、屋外読書スペースなどを設ける。

 公園の改修面積は約8570平方㍍。親水施設のウオーターパークをはじめ周辺の芝生広場や園路を整備する。

 ウオーターパークは、全長を現在の130㍍から3分の1程度にコンパクト化する。水深は10㌢以下とし、趣の異なる噴水を複数カ所に設置。緑地帯は樹木の配置を大幅に見直し、子どもたちが走り回ったりハイキングなどを楽しめる空間に刷新。キッチンカーなどの各種イベントが可能なスペースも整備する。

 駐車場は現在の図書館、歴史民俗資料館跡地に70台ほどを確保。図書館、公園とも2025年度に着工し、27年度供用開始の予定。第5次実施計画によると概算事業費は約12億円の見込み。

 端野教育事務所は「屯田の森公園、ウオーターパーク、図書館がそれぞれ有機的に連携することで子育て世代が楽しめ、維持管理コストを極力低減できるよう整備を進める」とした。(柏)

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  • 屯田の杜公園
  • 整備計画

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