新図書館の建設場所は同公園内の北側、農業者トレセンの向かいで敷地面積は1810平方㍍。建物は木造平屋建で延床面積は800平方㍍。建物は市地域材利用推進方針に基づき、地場産木材を積極的に活用する。
新図書館は「子育てに寄り添う図書館」などをコンセプトに整備。現在の図書館(636平方㍍)より一回り大きな施設になる。
開架スペースは開放的な造りで、靴をぬいで読書ができるスペースや読み聞かせスペース、映像コーナーなどを配置。このほか学習室や授乳室、屋外読書スペースなどを設ける。
公園の改修面積は約8570平方㍍。親水施設のウオーターパークをはじめ周辺の芝生広場や園路を整備する。
ウオーターパークは、全長を現在の130㍍から3分の1程度にコンパクト化する。水深は10㌢以下とし、趣の異なる噴水を複数カ所に設置。緑地帯は樹木の配置を大幅に見直し、子どもたちが走り回ったりハイキングなどを楽しめる空間に刷新。キッチンカーなどの各種イベントが可能なスペースも整備する。
駐車場は現在の図書館、歴史民俗資料館跡地に70台ほどを確保。図書館、公園とも2025年度に着工し、27年度供用開始の予定。第5次実施計画によると概算事業費は約12億円の見込み。
端野教育事務所は「屯田の森公園、ウオーターパーク、図書館がそれぞれ有機的に連携することで子育て世代が楽しめ、維持管理コストを極力低減できるよう整備を進める」とした。(柏)