北見市教委の出前講座「ミント宅配便」のミニ版公開講座が5日、北見芸術文化ホール内の生涯学習コーナーで開かれた。市民9人が参加し、筆ペンを使って文字をアートのように表現する「己の書」を体験した。
ミント宅配便はおおむね10人以上で構成するグループに無料で講師を派遣する事業。「個人や小人数でも活用できたら」という市民の声を受け、小人数の学びに応える初の試み「ミニミント宅配便」として開いた。
市民ボランティアが講師を務める「市民編」より「心を解き放つ 己の書」が開講された。参加者は筆ペンで丸を描いたり、大胆に強弱を付けて書く文字のコツを習い、最後は「のんびり ゆったり のほほんとね」の文字にお地蔵さんの絵を添え、絵はがきを完成させた。
参加した女性(78)は「自由に描けて楽しかった。あっという間でした」と話していた。(理)